森とヒト を考える時間を。
古来、森は常にヒトの生活の基盤でした。
燃料(薪等)、食料(山菜、鳥獣、栽培植物)、薬(薬草など)、
水源(川、沢)、肥料(落ち葉など)、建材(樹木、土など)、
生活器の材料(食器や道具を作る為の樹木、草木、土など)、
遊び(木登り、虫取り、山菜採りなど)
…衣食住に関わるあらゆる面で、
ヒトは森が無くては生きて行けません。
現代日本(特に市街地)では行政システムとしてインフラが装備されたために、
森との直接的な関わりが見えづらくなったものの、
森がヒトの暮らしに欠かせないことは、実は変わっていません。
つい一昔前まで切り離せなかった森との関わりを、私たちは日常の中で忘れがちです。
このイベントでは、
森の意義にすでに気が付いている人だけではなく、
それを忘れている人達が森との関わりに気づく場となることを主眼にしたいと考えています。
押し付けがましくなく、気が付いてもらうきっかけを提供できればと嬉しいです。
そのために、
賑やかさに惹かれてヒトが自然に集まる“祭り”という形を大切にしたいと思っています。